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仲介

仲介は、買い手と売り手の間に不動産会社が入って取引を実施します。

仲介のメリットは、不動産会社が専門的なネットワークや情報を駆使して買い手を見つけてくれることです。

買い手が見つからないと取引は成立しないので、買い手を探す作業を任せたいと考える方におすすめできます。

仲介のデメリットは、仲介手数料が発生することです。不動産会社は売り手と買い手をつなげることを業務としているため、利益を得るために仲介手数料を徴収します。

不動産仲介売却の買い手は個人であることが多いため、どのタイミングで売却が成立するかは定かではありません。「すぐに売却を成立させたい」と考える方にとってはデメリットです。

買取

買い手が不動産会社であるケースの取引のことを買取といいます。買取のメリットは、売却が短期間で成立することです。仲介の場合、相手は個人ですので買い手が見つかるまで売却が成立することはありません。

一方で買取の場合、相手は不動産会社ですので、販売に出してからすぐに購入が完了するケースもあります。また、買い手を探すことがないので、仲介手数料が発生しません。

ただし、デメリットも存在します。

買取をした不動産会社は、その物件の新たな買い手を探さないといけません。そのため、物件の内装をリフォームしたり、建物自体を建て替えたりします。その際の費用も考慮しないといけないので、売却額は仲介に比べると少額になることが多いのです。

専任媒介契約

専任媒介契約は、仲介を1社の不動産会社にしか依頼できず、決定した不動産会社以外に依頼できません。ただし、買い手を自力で見つけた場合は、直接的に不動産の売却を実施することが可能です。

契約の期間は3ヶ月で、不動産会社は契約が成立してから7日以内にレインズへの登録、2週間に1度の仲介業務実施状況の報告が必須となります。「買い手の候補はあるが、不動産会社にも仲介を依頼したい」とお考えの方に向いている契約です。

一般媒介契約

一般媒介契約は、仲介を依頼できる不動産会社に制限がありません。

さらに、買い手を自力で見つけた場合、直接的な不動産の売却を実施できます。契約期間は設定されておらず、レインズへの登録も仲介業務実施状況の報告も義務付けられていません。

一般媒介契約はさらに2種類に分けられ「明示型」と「非明示型」があります。明示型はどの不動産会社と契約をしているかを明らかにする方法で、非明示型は明らかにしません。

複数の不動産会社に依頼できるメリットがある反面、買い手探しに時間がかかってしまうデメリットが存在します。

専属専任媒介契約

専属専任媒介契約は、仲介を1つの不動産会社にしか依頼できないうえに、個人で買い手と取引することも不可能です。不動産会社は、契約が成立した日から5日以内にレインズに登録することと1週間に1度の仲介業務実施状況を報告することが義務付けられています。

この契約を結ぶと、依頼できる不動産会社が限定されてしまいますが、他よりもしっかりとしたサービスを受けられることがメリットです。